04. Web制作における工数・工数管理・人日・見積もりの基礎知識

Webサイトって、作るのにどれくらい時間がかかるの?

それを見積もるために必要なのが「工数」や「人日(にんにち)」の考え方なんだよ!
✴️ 工数とは?
- 作業に必要な時間や日数を見積もったもの
- 人ごとにかかる作業時間の合計
- 「時間」や「人日(にんにち)」で表す
📌 例:
- デザイン:2日(1人が2日作業)
- コーディング:3日
- テスト・修正:1日
→ 合計 6人日
✴️ 人日(にんにち)とは?
- 1人が 1日働いた場合の作業量を「1人日」とする
- 1日を「8時間」と仮定するのが一般的
📌 計算例:
- 4人日 → 1人で4日
- 4人日 → 2人で2日(同時並行)も可
- 実作業だけでなく、打ち合わせ・調整・資料作成も含める
✴️ 工数管理とは?
- 実際の作業時間が見積もりとズレていないか管理すること
- 遅れや過剰工数を早期に発見して調整するために重要
📌 ポイント:
- 作業開始前に工数を割り当てる
- 実績を記録して見積精度を改善
✴️ 見積もりの基本構成
項目 | 人数 | 日数 | 単価(円/日) | 金額 |
---|---|---|---|---|
ヒアリング・企画 | 1 | 2 | 30,000 | 60,000 |
デザイン | 1 | 3 | 35,000 | 105,000 |
コーディング | 1 | 4 | 35,000 | 140,000 |
テスト・調整 | 1 | 2 | 30,000 | 60,000 |
ディレクション | 1 | 2 | 40,000 | 80,000 |
合計 | - | - | - | 445,000円 |
✴️ 見積もり作成の流れ
- 要件定義・サイト構成をもとに作業項目を分ける
- 各作業に必要な人日数を設定
- 単価(1人日あたり)をかけて金額を算出
- 予備日や調整費(全体の10〜20%)を上乗せ
- 合計金額とスケジュールを提示
✴️ 工数見積もりの注意点
- あいまいな仕様や未確定部分にはバッファを設ける
- 「思ったよりかかった」は後から対応が困難
- 顧客に見積根拠を明示すると信頼度アップ
🌟 まとめ:適切な工数管理が信頼と利益を生む!
項目 | ポイント |
---|---|
工数 | 作業量の目安。人日や時間で表す |
人日 | 1人が1日働いた量(8時間が目安) |
工数管理 | 見積もりと実績を記録し、次回に活かす |
見積もり金額 | 工数 × 単価で算出。バッファも考慮する |

工数ってちゃんと計算しないと、あとで大変になっちゃうんだね!

そう!見積もりは交渉だけじゃなく、計画の基本にもなるんだよ♪