07. Web制作における工程と成果物の完全ガイド

Web制作の流れって、なんとなく分かってきたけど…実際に何を作ればいいの?

各工程にはちゃんとした「成果物(アウトプット)」があるんだよ!
✴️ 工程ごとの成果物まとめ
✅ 1. ヒアリング・要求定義フェーズ
成果物 | 説明 |
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ヒアリングシート | クライアントの要望・目的・ターゲット・参考サイト・希望機能などを整理するシート。Word/Excel/フォームなど形式自由 |
要求定義書 | クライアントの「こうしたい」「こうなってほしい」をまとめたドキュメント。抽象的な内容も含めて記録する |
✅ 2. 企画・設計フェーズ
成果物 | 説明 |
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企画書 | サイトの目的・ターゲット・コンセプト・競合調査・ページ構成案などをまとめた資料(提案書とも) |
サイトマップ | 全体のページ構成図。親子関係や階層を図や表で整理したもの |
要件定義書 | 要求をもとに、実際に作る機能や仕様を具体的に記述した資料(CMS導入有無、対応ブラウザ、デザイン仕様など) |
スケジュール表 | 工程ごとの予定日・納期を可視化(Excelやガントチャートツールなど) |
✅ 3. ワイヤーフレーム作成フェーズ(構成設計)
成果物 | 説明 |
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ワイヤーフレーム | ページごとのレイアウト構成案。テキスト配置やボタン位置などを線画で表現(手書き/Figma/XD/PDFなど) |
画面遷移図 | 各ページがどのように遷移・連携するかを図示したもの(ユーザーの動線設計) |
UI設計書 | 各UIパーツ(ボタン・ナビなど)の仕様・動作・ラベル名称などを記載した文書 |
✅ 4. デザインフェーズ
成果物 | 説明 |
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デザインカンプ | 実際のデザイン見本。完成イメージに近い状態で作成し、配色・フォント・レイアウトを確認できる(Figma/XD/Photoshop) |
デザインガイドライン | 色・フォント・ボタンなどのルールをまとめた設計指針。再利用・複数人作業で統一感を保つために重要 |
素材ファイル | ロゴ、写真、アイコン、イラストなどの画像データ(形式はPNG/JPG/SVGなど) |
✅ 5. コーディングフェーズ
成果物 | 説明 |
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コーディング仕様書 | HTML/CSS/JSのルール、命名規則、フォルダ構成、使用ライブラリなどを記載した文書 |
HTML/CSS/JSファイル | 実際のコードファイル。命名や構造が整理されていることが重要 |
画像・フォントファイル | 使用されるビジュアル素材を適切なサイズ・形式で格納 |
動作確認チェックリスト | 対応ブラウザ・端末・リンク・UI挙動の確認リスト(テスト工程と兼用可) |
✅ 6. テスト・納品フェーズ
成果物 | 説明 |
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検収シート/納品チェック表 | 納品物が仕様通りであるかをチェックするための表(リンク切れ・表示崩れなど) |
マニュアル・操作説明書 | CMSや更新操作の手順を記載した資料(PDFや動画) |
納品ファイル一式 | ソースコード、デザイン素材、ドキュメントをまとめたフォルダ |
✴️ 成果物を作るメリット
- 情報の見える化 → チームやクライアントとの認識ズレ防止
- トラブル回避 → 後戻り・やり直しのリスクが減る
- 品質の均一化 → 誰が見ても分かる状態になる
- スムーズな引き継ぎ → 他のメンバーや後続チームにも安心
🌟 まとめ:各工程に“かならず成果物”を!
工程 | 成果物例 |
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ヒアリング | ヒアリングシート、要求定義書 |
企画・設計 | 企画書、サイトマップ、要件定義書、スケジュール表 |
ワイヤーフレーム | ワイヤー、遷移図、UI設計書 |
デザイン | デザインカンプ、ガイドライン、素材 |
コーディング | 仕様書、ソース一式、動作チェックリスト |
テスト・納品 | 納品チェック表、マニュアル、納品一式 |

こんなにあるんだ…!でも、ちゃんと作れば安心して進められそう!

うん!成果物は「後で見返せる記録」としても大切なんだよ♪